おしりにやさしい簡易トイレ」がよく分かる
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企業で防災用簡易トイレの備蓄をすすめる理由

こんにちは。段ボール製トイレ通販、スタッフの服部です。

防災のための備蓄は準備されていますか?

近年は災害のニュースが多く、もしもの時にはどうするか、自分の身に置き換えて考えてしまいます。

家庭がある人なら家庭での防災について考えますし、お役所や自治体は避難所を作る役目を負っていますから市民の為に当然真剣に考えてくださっています。

さて、企業の方々はいかがでしょうか?
従業員の方を守る為に何かしたいと思っている事業主の方も多いはずです。

東京都を例に取ると、東日本大震災の帰宅困難者のことが教訓となり、企業での備蓄が義務化されました。そのことに触れながら企業での備えと、トイレの備蓄がいかに従業員を守ることになるかを徹底解説いたします。

東日本大震災時の東京の様子

2011年に起きた東日本大震災当日の東京は多くの帰宅困難者が街に溢れていたという事実を覚えていらっしゃいますか?
その数は515万人。

そのうち28%が当日中に帰宅出来なかったと内閣府は発表しています。

人が溢れて救急車が通れなかった!〜帰宅難民が溢れた理由

大地震直後、JRはじめ東日本鉄道各社が運行停止となりました。

このことで普段鉄道を利用している人がバスやタクシーに殺到したことと徒歩で帰宅する人が出たことで道路は大渋滞となったのです。この渋滞により災害現場に向かう救急車やパトカーなどの緊急車両の通行が妨げられる問題が多発してしまいました。

また大地震後には「むやみに移動しない」という大原則が疎かになってしまったということも原因のひとつだと言われています。

東京企業は3日分の備蓄が義務

以上のことが教訓となり、東京都では「首都直下自宅困難者等対策協議会」において「東京都帰宅困難者対策条例」を制定しました。

発災後の3日間は救助・救出活動を優先させる必要があり(発災後4日目以降は生存率が激減する為)、企業は従業員の一斉帰宅が救助・救出の妨げにならないように施設内に待機させる必要があります。そのため従業員が留まれるよう3日分の備蓄が義務となったのです。

ポイント

  • 従業員が施設内に留まれるように、3日分の水・食料等を備蓄しておきましょう。
  • 条例では、3日分の水・食料・その他必要物資の備蓄が努力義務となっています。
  • また、震災の影響の長期化に備え、3日分以上の備蓄についても検討しましょう。

「東京都防災ホームページ」より
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/kitaku_portal/1000672/1000679.html

これは東京都に限らず、大阪、名古屋、福岡や各県の中心部が所在地の企業も備えた方がよいでしょう。特に名古屋は南海トラフ大地震の警戒地域であり、その必要性は大いにあると言えます。

備蓄の目安〜優先順位が高いモノTOP3はなに?

    • 1 水
    • 2 食糧
    • 3 トイレ

命を維持するための”水”、体を動かすための”食糧”、健康を支える”トイレ”がもっとも大事な3つでしょう。

その中でもシステムを考えておくことが必要な”トイレ”は、
水や食糧とは違う性質の備蓄です。

実は過去の災害の現場では非常に困ったことが起きています。

歴史を知り、早く備えをすることを強くオススメします。

大震災後のトイレ事情

大地震後の水洗トイレは使用不可!

大地震の後は排水管が破断している可能性が高く、水洗トイレは流すことが出来ません。もし超高層ビルの中にオフィスがあるなら尚更です。トイレを流すと下の階に汚水が逆流してしまいます。

仮設トイレはいつ来るの?

東日本大震災の時は避難所に仮設トイレが行き渡るまでには数日を要しており、3日以内に仮設トイレが行き渡った自治体は被災地全体の34%しかありませんでした(日本トイレ研究所「東日本大震災3.11のトイレ - 現場の声から学ぶ」より)。

「いつものトイレ」に戻るのはいつ?

東日本大震災の上水、下水道管の仮復旧は約1ヶ月、
下水処理場、し尿処理場の仮復旧は3ヶ月を超えていたそうです。

避難所のトイレの様子

仮設トイレは数が少なく、すぐに糞尿が溢れてしまい、回収するバキュームカー限られるのであっという間に使用禁止となったとか。使用できるまでガムテープで封鎖されていたとのことです。

東日本大震災当時、屋外のトイレは寒くて辛かったそうです。また夜間は照明がないので真っ暗な中で用を足しにいかねばならないのは、想像すると怖いですね。

熊本地震においては、断水により自宅水道が使えないために公園などの公共トイレの利用がありましたが、水道が使えないのはこちらも同様。便器からは溢れるほどの糞便が溜まり、衛生上の問題も懸念される状況であったことが報告されています(「いがモバ・被災地の現実・メディアが伝えない熊本のトイレ問題」より)。

また、仮設トイレの多くは和式トイレである為、利用が困難な人たちのために、椅子をくり抜いてトイレにするなどの工夫が見られたとのことでした。

トイレを我慢すると起こるリスク

避難所のトイレは行くこと自体がストレスになりそうですね。
調べているうちに自分も「行きたくないかも・・・」と思いました。

トイレに行きたくない理由が一つでもあると、人は食事と水分の摂取を控えます。
そうなると人体には悪影響。様々な病気を引き起こします。
例えば血圧低下による体調不良、水分不足による脱水症状。
更には、下記のような病気となり最悪のケース死に至ます。

      • エコノミー症候群
      • ノロウィルスに感染
      • インフルエンザ等の呼吸器感染症
      • 脱水症状
      • 膀胱炎
      • 尿路感染症
      • 閉尿

人は1日どれぐらいトイレに行くのか

ここまで書いてきた通り、災害時にはトイレで大変困ることが予想されます。
健康な人の1日の排尿量は1000〜2000ml程度です。

膀胱の大きさは個人差があるので、
たくさん貯められるタイプの人で1日3〜4回(1回量約500ml)、
あまり貯められないタイプの人は1日7〜8回(1回量約250ml)トイレに行くことになりそうです。

しかも非常事態ではストレスや緊張からトイレが近くなります。

1日施設内で待機していれは必ずトイレに行きたくなるはずです。

トイレの備蓄のススメ

従業員の方を守ることは企業の存続に繋がります。
またトイレを備えることで健康も守ります。
是非、企業で簡易トイレの備えをして下さい。
知り合いとはいえトイレは他人に悟られたくないものです。事業主の方、総務の方々はプライバシーが保たれた中で用が足せるように、事前に考えておく必要もあります。
また、誰でも簡単に組み立てられて、使用方法も簡単な製品だとストレスも軽減されます。

まとめ

東日本大震災当時、東京では帰宅困難者が救助の妨げになった

東京の企業は大地震後に従業員が3日間施設内に留まる為の備えが必要

大地震後は水洗トイレは使えない

自治体のトイレはすぐにこない

トイレは我慢できない

記事を書いた人

  • 服部綾子 梅花堂紙業株式会社

    名古屋市出身 30代 夫と息子の三人暮らし。
    仕事と育児のバランスが常に課題のワーキングマザー。
    段ボール・梱包材の製造メーカーである梅花堂紙業株式会社に入社して13年目。 ネット通販事業部に所属し梱包材についてのアレコレをブログで紹介。
    その傍ら、2019年より段ボール製防災グッズの社内プロジェクトに関わる。
    現在”おしりにやさしい簡易トイレ”の広報を担当し、
    災害時のトイレ備蓄の必要性や、簡易トイレの利用法に関する情報を発信している。

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